就活生向け

『企業戦略を考える』

【評価】☆☆☆☆ 【紹介】 経済学・経営学に精通した浅羽教授と,元ベインアンドカンパニーのコンサルタントであった須藤実和氏の共著で,企業戦略の立案のプロセスや,主要ツールについて平易な言葉で解説がなされています.具体的に,本書で扱われている経営…

経営理論を用いた自己分析

最近,書店の就職活動コーナーへ行くと,本当に多くの就職活動本があります.私はその類にはあまり詳しくないのですが,有名どころを簡単に流し読みしていて少し気になったことがあったのでここで少し書かせてもらいます.それは, 自己分析の方法が絶対評価…

人格・価値観形成

コンサルタントの仕事は精神的・肉体的にかなり大変です.選考の際にも,ファーム側は応募書類や面接での回答をもとに,応募者がそれに耐えうるだけの意志の強さを持っているか,応募者の持つ価値観が仕事の成果に繋がり得るものであるか,応募者が強い信念…

企業・業界理解

コンサルティングファームの多くは,応募者がコンサルティング業界を,そして自社のことを正確に理解しているかを様々な方法で試してきます.その理由はなぜか?大方,以下の3点によるかと思われます. 志望度の強さを確かめるため 応募者の希望業務と自社…

経済学の知見獲得

ここからは,余裕のある人・他の学生にさらに差をつけたい人向けの内容です.皆さんの多くは,新聞・日経ビジネスなどにもきちんと目を通し,世の中の流れを把握し自分なりの考えも持っておられることと思います.そこで余裕のある人は,著名な経済学者の書…

課題解決

業界問わず,現在企業が学生に期待する能力として,問題解決能力があります.経済環境の変化が激しく,金融,メーカー,メディア等々あらゆる業界で既存のビジネスを見直し,新たな成長機会を創出しなければならない現代においては当然です. 特にコンサルテ…

『「選択と集中」の戦略』

【評価】☆☆☆ 【紹介】企業の収益構造の再設計に関して有益な論文を集めた書籍です.論文執筆者の中には 『イノベーションへの解』共著者のマイケル E.レイナー(デロイトコンサルティング) 『ブルーオーシャン戦略』著者のW.チャン・キム(ボストンコンサルテ…

『マッキンゼー式 世界最強の仕事術』

【評価】☆☆☆☆ 【紹介】マッキンゼー社員である著者が,自身の経験および元同僚・上司等のインタビュー内容を元に書いた本です.仮説を立ててから行動することの重要さや,問題分析の手法等についての紹介の他,クライアントとの接し方やチームのパフォーマン…

『問題解決プロフェッショナル』

【評価】☆☆☆☆☆ 【紹介】問題の分析・解決に必須のツールを分かりやすく解説した本です.著者の齋藤 嘉則さんは元マッキンゼーのコンサルタントです.著書が分かりやすいことで定評があり,シリーズ作の『問題発見プロフェッショナル』『戦略パワープロフェッ…

『戦略の原理』

【評価】☆☆☆☆☆ 【紹介】”現在の戦略的ポジションを拠り所に競争しつつも,次に占めるべきポジションを探す努力を続けよ”というのがこの本の主張です.内容としては,ベストセラーの『イノベーションのジレンマ』と『ブルーオーシャン戦略』の中間といったと…

『イノベーションのジレンマ』

【評価】 ☆☆☆☆☆ 【紹介】優良企業の経営慣行の典型と言える.”顧客の危険に注意深く耳を傾け,競争相手の行動に注意し,収益性を高める高性能・高収益の製品の設計と開発に資源を投入する.”という姿勢に対し警鐘をならした本です. ではどのような時にこの…